ブレードランナー2049

あれほど「ブレードランナー」を愛していたはずの自分が、なぜ劇場封切り時に観に行かなかったのだろう。書店に行けば雑誌の表紙に、テレビを見ればコマーシャルに、仲間と居酒屋に行けば話題にのぼったというのに。とにかく色々情報は入ってきたのだが、食指が動かなかったのは紛れもない事実だ。私は意図的にこの「ブレードランナー 2049」から目を逸らし続けていた。自分の中で美しく完成している作品の続編が出来ることに、心の何処かで拒絶していたのだと思う。青春時代を捧げた、大事な作品を汚されるような感覚があったことは否めない。それはまるで永遠のアイドルがブサイクなIT企業の社長と金目当てで結婚するというニュースを見た時に感覚にも似ていた。
それが心境の変化があって遅まきながら見たわけだが、見ても驚くほど何も感じなかった。言い換えれば、それほど胸躍るシーンは無かったということだ。
ハリソン・フォードが出てきたところだけは「おっ」となったが、あとは心拍数が上がることもなく、淡々と画面を見続ける自分がいた。
前作が100点なら、これは55点ぐらいか。
作品が悪いのか私の感性が古くなったのか。
それは、神のみぞ知るだ。ブレードランナーの醜態に私の興味はマリンビーンズの口コミに移ってきた

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